用語説明:リン酸化


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タンパク質はDNA情報に基づいて合成(翻訳)された後、さらに修飾されることでその活性や機能が調節されています(翻訳後修飾:Post- Translational Modification)。


現在までに最もよく知られているタンパク質の翻訳後修飾として、リン酸化(Phosphorylation)・脱リン酸化(Dephosphorylation)があります。


サイトカインや増殖因子のシグナル情報伝達(Signal Transduction)の多くが、リン酸化・脱リン酸化の連続によって行われています。サイトカインや 増殖因子の受容体そのものがリン酸化酵素活性を持っている場合や、受容体の細胞質内の結合因子や下流の因子がリン酸化酵素である場合、ともに枚挙に暇 が無いほど報告されています。
細胞周期(Cell Cycle)も、リン酸化酵素(Protein Kinase)・脱リン酸化酵素(Protein Phosphatase)によって制御されています。最も有名な細胞周 期の制御因子として、Cyclin-Cdk複合体が挙げられます。細胞周期の進行に必須な因子として見い出されたCyclinは、リン酸化酵素であるCdk(Cyclin Dependent Kinase)を細胞周期の特定の段階ごとに活性化することにより、細胞周期を正確に進行させています。さらに、リン酸化酵素・脱リン酸化酵素は 細胞周期 の進行だけでなく、その停止の誘導(チェックポイント)にも非常に重要な働きを担っていることが報告されています。

リン酸化酵素・脱リン酸化酵素は、情報伝達や細胞周期での中心的調節因子であり、その活性の異常や破綻が、多くの慢性疾患や発癌に関与していると考 えられています。したがって、これらの酵素が潜在的に新規薬剤開発のターゲットになりえることは疑いありません。

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